BMWのバッテリー交換についてのメモです。
通常の国産車のように適当に交換すればいいだけじゃないので注意です!
最も重要なのは、現在何Ahのバッテリーが付いていて、車両のコンピューターは何Ah用に書き換えられて(書き込まれて)いるのか
E63の場合
アイドリングストップ付き
110Ahのバッテリー搭載されており、車両コンピューターも110Ahに書き換えられていた。
↑超重要
ちなみ元々は105Ahの車両です。
欧州はバッテリーがかなり重要で、バッテリーが弱ってきたり、コンピュータに書き込まれている容量より小さいバッテリー付いていると、エンジン不調やルームランプが誤作動をしたり怪奇現象が発生する場合があります!
バッテリー交換をした事によって原因不明の故障にどハマりする可能性があるという事です…
なので、国産車のように
たかがバッテリー、オルタが生きてれば大丈夫でしょうと安易に考えてはいけない!
作業手順
現在のコンピューター情報を読み取る
OBD診断機で、現在の車両コンピューターの情報を読み取る
オーテルマキシス、Gスキャン、ボッシュで読む事ができた
最も重要なのは、現在何Ah用にコンピューターが書き込まれているか
Gスキャンの場合
支援機能から入る事が出来た。
バッテリー交換登録の画面に入ると、今までのバッテリー交換記録距離と、現在登録されているバッテリー容量を見る事ができる。
現在DME/DDE(車両コンピュータ)に登録されているバッテリー容量
この車両の場合、赤矢印の110Ahが現在登録されているバッテリーの容量
これが最も重要な部分
これを確認してからようやくバッテリー交換の実作業に入れます。
バックアップをとる
バッテリー端子をそのまま外してしまうと、様々な情報が飛んでしまう恐れがあるので、バックアップを取る
国産車の場合OBDカプラーからバックアップを取れば良いが、欧州車(特にBMW)の場合は、OBDからバックアップを取ると、とんでもない場所のヒューズが飛んでしまう恐れがある。
ジャンクションボックス内にあるヒューズなのだが、ヒューズ単体での部品供給がなく、Assyでの交換が必要になり非常にお金がかかってしまう。
(ケースを割ればヒューズ単体での交換も可能らしいが)
なので、正しいバックアップの取り方としては、エンジンルーム内にあるレスキュー用のプラス端子を使う。
バックアップ用にもう一つバッテリーを用意し、エンジンルーム内の+端子と、ボディーアースでバックアップを取る
ちなみにバッテリー容量の書き換えは、メーカー専用機相当の診断機でなければ書き換え出来ませんでした。
ボッシュやその他では読む事は出来ても、書き換えまではできません。
なのでバッテリー交換の際は診断機で読み込んだ容量と同じバッテリーに交換しないといろいろと不具合が出るという事です!
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