Levi’sブラックデニムの後染め先染めの違いは?見分ける方法は?色落ちの違いについて

デニム

今季大注目のブラックデニム!

ブラックデニムが欲しいと思って探してみたら、後染めと先染めというのがあるけど何が違うの?見分け方はあるの?と思った方も多いのでは無いでしょうか?

というわけで、ブラックデニムの後染め先染めの違いを解説していこうと思います。

まずはどういった物を後染め先染めと区別するかについて

先染めブラック後染めブラックとは?

一般的にどのようなデニムを後染めブラック先染めブラックと呼ぶのかと言うと

後染めブラック

裁縫後に黒く染めたもの(デニムの形になってから染めたもの)

先染めブラック

糸の段階又は生地の段階で黒く染めたもの

このような分類になります。

最もポピュラーなリーバイスのデニムで比較してみます

見分け方

後染めなのか先染めなのか見分けるには様々な見分け方があるのですが

デニムの内側を見ると分かりやすいです。

巷でよく言われるのは内側の生地を見て黒ければ後染めと言われているのですが、正直これは100%とは言い切れないパターンもあるので(後ほど詳しく解説します)僕は以下の2点で見分けるようにしています

注目するのは

  • ポケットの内袋(スレーキ)
  • 内タグ

特にスレーキが分かりやすいので、まずはスレーキを比較してみます。

スレーキでの見分け方

まずはポケットの内袋スレーキで見分ける方法

後染めの内袋スレーキ

後染めはデニムの形になってから黒く染めるので、ポケットの内袋スレーキも黒く染まっています。

先染めの内袋スレーキ

先染めは生地の段階で染めてからジーンズの形にするので、スレーキは染まらず白のままです。

ちなみに、内袋自体が元々黒い布の場合もあります!

明らかに布が真っ黒なのでパッと見で分かると思いますが、この場合は内袋での判断はできません

内タグでの見分け方

内タグでもスレーキと同じ事が言えるのですが、こちらは少し分かりずらいです。

後染めの内タグ

単体で見るとそんなに黒っぽくは無い気がしますが、先染めと比べると分かりやすいです

先染めの内タグ

こうやって先染めと比べると分かりやすいですね。

ちなみに後染めの場合でも洗濯方法や洗濯回数によってはスレーキや内タグの黒が薄くなっていく事があるので、そうなると見分けるのが難しくなりますね。

生地の内側で見分けるには?

後染め先染めの見分け方として

生地の内側が黒ければ後染め!

と紹介している動画もあるんですが、そうとも限らないので注意です!

↓の画像は先染めブラックなんですが

生地の内側が黒いですよね?

コレも先染めです↓

スレーキも内タグも白いですよね

もちろん生地の内側が黒い後染めブラックのデニムもあります。

でも上の2つに関しては糸もしくは布の段階で黒いから当然生地の内側も黒くなったと言う事です。

あからさまに真っ黒だからぱっと見で分かりますね。

だから生地の内側が黒ければ後染めブラックとは一概には言えないので注意です!

その他の見分け方

物によっては紙パッチや赤タグで見分けることもできます。

でもこれはパッチやタグを付けてから染めた物のみです

そのような後染めデニムの場合は紙パッチや赤タブの文字の部分も黒く染まっているので見分けるのに役立ちます。

紙パッチは割と分かりやすく黒くなっているので内側を見なくてもわかる方法としてはいいかもしれませんね

そうは言ってもすべての後染めデニムが紙パッチが黒く染まっているわけではないですし、そもそも革パッチでは黒くなっているものは見たことがないですね。

あとステッチの糸が明らかに黒く染まっている場合もあります。

後染め先染めブラックの色落ちの違いについて

一般的に

先染め→全体的にグレーっぽく色落ちする

後染め→通常のデニムのようにヒゲやハチノスが出やすい色落ち

と言われています。

そうは言ってもデニムの色落ちは履き方や洗濯の方法回数で決まるものなので必ずしもこうなるとは言えませんが一般的にはこのように言われているといことです。

↑こんなクリーンな色落ち感のグレーデニムにしたければ先染めブラックを選びましょうということですね。

真っ黒だとどうしても綺麗めでカチッとした感じになりますがこのくらいクリーンな色落ち感なら潮っぽさもあって夏のアイスブルーデニムの代わりにもなるくらい爽やかですね~

これが一番の違いだと思います。

サルファデニム サルファブラックについて

後染めブラックの中でも「サルファブラック」と書いてある物があります

90年代〜のMade in USAに見られる個体でサルファー染料(硫化染料)という物を使って染めたブラックデニムがサルファブラックデニムと呼ばれています。

ですが、環境に良くないという事で00年代前半には生産されなくなってしまいました。

生産期間が短いうえ、独特の味のある色合いのため人気が高く高額で取引される事が多いという事です。

黒以外の後染めデニムについて

今回はブラックデニムに注目してみましたが、リーバイスには黒以外の様々な色の後染めデニムがあります。

こちらは501CT

リーバイス自身が501をテーパードカスタムし販売したモデルです

これはブラックではなく、ダークグリーンかなり濃い目の緑の後染めです

上記のポイントを確認してみましょう

スレーキが真っ白ではなく少し緑色っぽいのが分かりますね

同じく内タグもかなり緑色です

この501CTは生地にコーンデニムを使っているのでホワイトオークタグもあるんですが、ホワイトオークタグも緑色に染まっています。

これが一番色の変化が分かりやすいかもしれませんね

こうやってみると後染めデニムはどういう物か分かりやすいと思います。

ちなみにこの他にもビビットな後染めブルーデニムなどもあります。

紺では無く本当にロイヤルブルーの塗料!って感じの真っ青なブルーなので一目で分かります。

もっと言えばブラックデニムの中でも溶かしたタイヤを塗ったような、ギトギトとしたブラックデニムもあります。

これはかなり異彩を放っているので一目でわかると思います。

まとめ

人気のブラックデニムの先染め後染めの見分け方について解説してきました

最も人気のリーバイスを例に挙げましたが、もちろん他のメーカーからもブラックデニムは販売されています

メーカーは違えど基本的には今回紹介した方法で後染め先染めを見分けることができるので参考にしてみてください。

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