CDI リミッターカット
CDIは古の時代に遡るとTZ系とは言え各社からかなりの数が出て居ました。
YEC デイトナ ポッシュ キタコ
丸ごと交換するタイプと純正CDIと併用するタイプがあります。
まぁ要するに丸ごと交換するのは点火タイミングも変わるけど、併用するタイプはリミッターカットのみってことですね。
TZMとTZRだとカプラが違うので互いのCDIを使う場合それぞれ変換カプラが必要になります。
YECが最強、その次にほぼ同じ性能と言われたのがポッシュのデジタルスーパーバトルです。
この2つはすでに廃盤で新品は手に入らないのですが、
ポッシュからデジタルスーパーバトルの後継機?が販売されています。
現状新品で手に入るCDIで一番良さそうなのはコレですね。
YECやデジタルスーパーバトルのようにMAP切り替えのスイッチが付いています。(YECはギボシで配線差し替えですが)
今CDIを買うならこれ一択ですね~
スパークプラグ
プラグはNGKの
BR9EGというプラグがおすすめです。
これはTZ系に限らずNチビや5F5RなどNS系に乗っている人たちもこのプラグを使っていました。
電極が細くなっているレーシングプラグです。
なぜ電極が細い方がいいのかというと、
電極の面積が広い=火花が分散してしまいヒョロヒョロの細い火柱が飛ぶ
電極の面積が狭い=太く力強い火花がバチっと集中して飛ぶ
エンジンの始動および調子の良いエンジンの条件は
- 良い圧縮
- 良い混合気
- 良い火花
です。
なのでそのよい火花のためにこのプラグが必要になるというわけですね。
昔から2ストにイリジウムは良くないと言われていますし、価格的にも普通のプラグとあまり変わらないので頻繁にプラグ交換をする2ストレーサーにはこのプラグがいいですね。
SP電装
サーキット専用車両を作ろうと思うとSPハーネスを装着または製作する事になりますが、
それに伴ってエンジンの電装品も不要な物を取り外します
- セルモータ
- ニュートラルスイッチ
- 発電用コイル
不要になるエンジン電装はこのくらいですかね。
電装じゃ無いけど当然オイルポンプも要らないですね。当然灯火類等もですが。
それぞれ付随する不要物も外すのでかなりエンジンがシンプルになります。もちろん軽量化できますし。
それぞれ解説します。
セルモータ
セルモータはエンジンに付いているセルモータ本体の他にフライホイールに付いているワンウェイクラッチや間に入るアイドラギアなども外します。
フライホイールの脱着に特殊工具が必要になります。
ジェネレータ加工
発電用コイルの取り外しについては
ジェネレータ部分を加工する事になります。
NSRやモンキーはフライホイールを外した所にジェネレータコイルがありますが、4KJ系は逆にカバー側にコイルが付いて居ます。
なのでこのカバーに付いているコイルを加工するんですが

左 純正コイル
右 SP用コイル
エンジンをかけるのに必要なのはピックアップコイルとこの白い一部分だけ

その他の部分は発電充電用のコイルです。

配線を追っていくとわかります。
SP仕様にする場合はこの白い部分以外は不要になると言う事ですね。
なぜか手元にコイル部分だけ剥いたジェネレータもあったので写真を乗せておきます。

このコイルがぐるぐる巻いてある金属の部分も当然不要になるのでぶった切って左のような状態にします。
配線をカバー側に追いやらないとフライホイールに接触してしまうので注意です。
ちなみに僕の手元にはなぜかSP用のジェネレータの方がいっぱいありますw
何でそんなに作ったんだ…?
SP仕様にするとTZRもTZMも関係なく使えるので両方ともレーサーにしてたから作ったのかな
ピックアップコイル
ピックアップコイルも小加工で点火タイミングを進角する事ができます。

上の写真のピックアップコイル右側のストッパー(金属)を曲げて右に回転させる事で進角できます。
本来なら左側のストッパーを触ら無ければ元の位置に戻しやすいんですが、写真のように外側に曲げる事でストッパーとしての役割も果たしてくれます。
フライホイールに関する考察
このバイクに限らないんですが、軽量フライホイールとかインナーローターとかってもう聞いただけで興奮wって感じでとりあえずなんでも軽くした方がいいって昔は思っていました。
実際インナーローターを組んだ車両ってとてつもなくレスポンスが良くなるし、レーサーはみんなインナーローターなのでそりゃそっちの方がいいだろうっていうのが当たり前なんでしょうけど
って思っていたんですが、SR500のエンジンを乗り比べたときに自分の中での常識に疑問が沸きました。
SRってロングセラーなだけあってクランクやその他エンジン内部の部品が結構バリエーションがあるんです。
で、その部品を組み合わせると400のシリンダーのまま500ccにできたり、XT500?コンペ車両のピストンが使えたりとかなり純正流用カスタムができるんです。
んで2種類の500エンジンを乗り比べたときに、重クランクに重フライホイールを組んだエンジンの方がフィーリング的に良かったんです!
もちろん4ストの単発だからトルク感が増して良く感じたというのもあると思います。2ストと4ストで同じことが言えないのは100も承知ではありますが、なんでも軽けりゃいいってもんじゃないんだな~って大人になってから思い知らされました。
なのでレーサーならフライホイールからセルのワンウェイクラッチとか全部外せば良いですが、街乗り車ならセルモーターとアイドラギアを外してもあえてワンウェイクラッチを残してフライホイールを重くしてトルクを出すって言うのもアリなのかなって思いました。
ちなみに海外のほぼコンペ車両みたいな一応公道走行可車両ではあえてフライホイールに取り付けるウェイトが社外品として存在します。
逆にクラッチは4KJの4枚の方が当たり前に良いと思っていましたが、レーサーなら3枚クラッチにすれば軽量化出来るのでは…?という事にも気付きました。
ボア組んでも強化クラッチの3枚で良い訳ですし。




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