一口にスピーカーと言ってもいろいろな種類がありますが、スピーカーの箱スピーカーボックスの事をエンクロージャーと言います。
で、そのエンクロージャーにもいろいろな構造のものがあって、低音を増幅させるためのバスレフという構造の物があります。
よくサブウーファーの箱とかでっかいスピーカーの箱に付いてるラッパ状の部分です。
そのバスレフの中で最も一般的なのがバスレフポートという筒をエンクロージャーに刺すこと
そのバスレフポートの直径や長さなど様々な要因で音が変化するのですが、今回はそのバスレフポートを3Dプリンターで作ってみよう!という記事です。
モデリング
今回作るのはカーオーディオのミッドレンジスピーカー用のバスレフポートです。
サイズ的にもそんなに大きくないので、最初に作るにはちょうどいいかなと。
とりあえずいつも通りBlenderでモデリングします。

こんな感じでモデリングしました。
断面図はこんな感じ

本当はもっと壁を薄くしようかと思ったんですが、今回はマージンをとって厚めにしてみました。
ってか3Dプリンターで出力する上で都合の良い形にしました。
これなら上下どちらを底面にして印刷するにも良いかなという狙いです。
単純な筒でもポートとして機能はするんですが、筒の角の部分が尖っていると空気が出入りする際にノイズが発生します。
まぁ正直大きな音を出さない限りそんなに気にもならないんで(厳密に言えば関係あるんだろうけど)別にミッドならただの筒でも良いんですが、せっかく作るので滑らかに面取りしてみようかと。
んで、もっと言えば外側も可能な限りrを取ってなめらかにした方が良いんですが、そうすると3Dプリンターで出力する最にどの面を下にするかとか、ベッドからはがれてしまわないようになるべく面積を確保しないといけないんで外側はあえてそのままにしてあります。
ちなみに中間部分もめっちゃ微妙に絞ってあります。
せっかくだからもっとあからさまに変化を付けてみればよかったなぁ
印刷準備
スライスソフトで読み込んで出力の準備をします。

真っ黒ですがこの向きで印刷しました。
本当は表に出る側を下にした方が安定して印刷できるんですが、そうするとせっかくアールを付けた部分が滑らかではなくなってしまうかなとおもったのであえてこの方向で
サポートがデカくなるのもできれば避けたいんですけどねぇ…
印刷
さぁ準備ができたので出力してみましょう。
使用するのはBambulab A1

印刷状況をスマホで見れるのマジで便利ですね〜
無事出力できました。

積層ピッチ0.2mmだとアールはこんな感じ。

反対側はこんな感じ

もっとピッチを細かくすれば滑らかになると思いますが、やはり3Dプリンターでは限界がありますね。
いやーそれにしても10数年前は塩ビパイプをブッ刺してポートにしてた人間が3Dプリンターでバスレフポートを作るまでになるなんて…
時代の進歩を感じるますねぇ〜
実はサポートをどうしようとか考えてる時に2分割にすれば良いんじゃないか…?と思い
中間で2分割かはたまた縦に割る形も…と思いましたが、せっかく3Dプリンターで作るのになぁ…と言う事で辞めました。
でも縦割りにして印刷方向を工夫すれば、空気の流れに添った抵抗が少ないポートが作れそうですね。
ってかこれなら大径側を下にしてもいいんじゃないか?というわけでもう一個は外側になる面を下にして出力してみました。

左が下にした場合
サポートを付けましたが思ったよりガサガサにならないのでこれでもいいですね。
ってかこのくらいのテーパーならサポート無しでもイケるかもしれません。
サポート無しでイケるならそれに越したことはありませんからね。


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