歴史の長いリーバイスのデニムには年代によって様々なモデルが存在しますが
今回は1966 501XXのディティール特徴をまとめていきます
シルエット
全体的なシルエットはこんな感じ
リア
フロント
まずそもそも66であるかを見分ける方法について
1966 501xxのディティール
- ダブルネーム 紙パッチ
- カンヌキ
- ビッグE 赤タブ
以上が分かりやすい1966 501XXの特徴です。
順番に解説していきます。
ダブルネーム
デニム好きなら聞いた事があるダブルネームという用語
何がダブルなのか?というと
紙パッチのロットNo. 「501」の上に小さく「501XX」の表記があるものを通称「ダブルネーム」と言います。
前期後期の見分けかた
66には通称ロクロク前期とロクロク後期があります。
バックポケット裏ステッチ
前期と後期を見分ける方法のひとつとしてバックポケット裏のステッチで見分ける事ができます。
66前期
バックポケット裏シングルステッチ
この部分おしりのポケットの上の部分のステッチです
66後期はチェーンステッチになります。
と言っても、製造された工場によってまちまちなのでクルマとかバイクのように何年からは後期とパキっと分かれているわけではありません。
赤タブ
- ビッグE 大文字のE
- 両面タブ 裏表に同じ詩集
- 不均等V Vの字の線の太さが左右非対称 右の方が細いですね
- 銀刺繍 白ではなくシルバーの糸
黒カン
現在でもリーバイスのデニムにはポケットの両端に補強としてリベットが使われていますが
55などのモデルではバックポケットももれなくリベットが打ってありました。
表面にリベットが出ないいわゆる隠しリベットだったのですが
それでも履いているうちにリベットの頭が飛び出てしまい、家具やクルマなどいろいろな物を傷つけてしまうのが問題となってしまいました
この問題を解決すべく
66ではリベットではなく替わりにポケットの両端を糸で縫うカンヌキという手法になりました
内側から見ると分かりやすいですね。
そのほかの特長
コインポケット裏はノンセルビッジのチェーンステッチ
まとめ
Levi’s1966 501xxの特長をまとめてきました
様々なモデルがありそれぞれに良さがあるリーバイスのデニムですが現在でもリーバイス自身が忠実なLVCとして復刻版を販売してくれているのも魅力であり人気の要因だと思います
当時物のリアルヴィンテージはとてもじゃないけど手が出ないような価格になっていますが、少しお金を出せばこうして歴史的な価値があるものを手軽に身に着けることができます
しかもリジッドが手に入るんですよ?
色落ちした完成したデニムももちろん良いですが、やっぱりリジッドから育てるデニムの良さは格別です。
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